今年の英語教育ニュースを振り返る
2007-12-24
2007年の英語教育界も様々なニュースがありました。マスコミ記事から今年の主なニュースを取り上げてみたいと思います。
2月ニンテンド―DS用英語学習ソフト(英語教育ニュース 2月26日)
新し英語学習ツールとして、教育関連業者が相次いで英語学習用ソフトを開発・販売。
ゲーム機で英語を学ぶ、という新しい学習スタイルがどこまで受け入れられるか、注視したい。
3月
公立中学校の英検結果(朝日新聞 3月4日)
全国の公立中学3年のうち英検3級程度の英語力があるのは約3分1、公立高校3年で準2級程度は3割弱であることが文部科学省の調査で明らかになった。文部科学省の掲げる公立中学3年英検3級、公立高校3年準2級の目標数値にはまだまだである。
4月
英語教員の英語力(文部科学省調査 3月22日)
全国の公立中学校(10,079校)、高校(3,779校)を対象に英語教師の語学力を調査。英検準1級、TOEIC730点以上、TOEFL550点以上の取得している割合は、中学全体で22.8%、高校全体で48.4%。英語教師の更なる語学力が望まれる。
5月
「英語の勉強は試験に関係なく必要」(文部科学省調査 5月15日)
文部科学省国立教育政策研究所が、平成17年11月に、高校3年生を対象に行った「高等学校教育課程実施状況調査」の結果を公表。その質問調査の中で、「当該科目が目指している入学試験や就職試験の対象になっているかどうか」という質問に対し、英語については45.6%が「対象となっている」と解答し、全科目中最高。また、「英語の勉強は大切か」との質問でも51.4%が「そう思う」と回答。「入学試験や就職試験に関係なくても大切か」という質問にも43.4%が「そう思う」と回答し、他の科目に比べ、英語の必要性を感じている生徒の割合が高かった。今回の結果は生徒が「英語はコミュニケーションのツールとして重要だ」という認識を持っていることが浮き彫りになったと言えよう。
7月
英会話学校・学習塾の倒産(朝日新聞 7月21日)
英会話学校「ラド・インターナショナル」、学習塾「グリーン・フィールド」の倒産。帝国データバンクによると、2001年〜2006年の予備校・学習塾・英会話学校の倒産は全国で76件。今後も買収や合併による倒産が増える可能性がある。
9月
小学5・6年生に「英語ノート」(朝日新聞 9月13日)
文部科学省は、小学校での英語教育に使う教材「英語ノート」を作成し、2009年春から全国の5、6年生とその担任約250万人に配布する方針を決めた。英語ノートを使い、統一したカリキュラムで授業を行えるのは喜ばしいことではないか。
10月
小学校高学年の英語必修化(東京新聞 10月2日)
文部科学省の諮問機関である中央教育審議会(中教審)が「小学校高学年で外国語活動必修化」の方向を打ち出した。中央教の外国語専門部会は、中学校英語との接続を念頭に置いた小学校英語は2011年実施の方向で審議中。今後は小学校英語が目指す方向性の明確化がカギとなるだろう。
NOVA破綻
平成19年10月26日に株式会社ノヴァが会社更生法の申請し、実質の倒産となった。
大手英会話学校ばかりでなく民間教育に与えた影響は計り知れない。
教育業界だけではなく、今年も北京オリンピックアジア予選で野球日本代表チームが優勝するなど明るい話題から、年金問題、食品偽装などの暗いニュースまで、日本はニュースに事欠きません。来年1年を振り返るときには、すべてのニュースが明るく、嬉しいものであることを願っています。
最後に、来年も英語教育業界の動向を注視し、より一層皆様に有意義なニュース・情報を提供していきたいと思います。
2007年NPO国際教育振興協会 英語教育推進委員会 活動総括
2007-12-13
早いもので2007年ももうすぐ暮れますが、この1年のNPO活動を少し振り返ってみたいと思います。2007年活動実績
1) 東京都杉並区立和田中学校(藤原和博校長)
英語A(アドベンチャー)コース修了
2006年1月からNPOが担当してきた東京都杉並区立和田中学校 英語Aコースが、11月を持って修了となりました。このコースは毎週土曜日に3コマ(1コマ45分)の3年生の10月までに英検準2級を取得するということを目的としたコースです。最終的に英検準2級合格者を11名出すことができました。
2) 7月31日(火)、8月1日(水)、2日(木)、3日(金)
横浜市教育委員会主催 英語教員集中研修
横浜市の中学校・高等学校教諭向けの研修会を横浜市教育委員会から委託され実施しました。200名の参加があり、1日3時間、4日間のネイティブ講師による集中研修で、聞く・話す・書く・読む、の4つの英語スキル向上並びにクラスマネージメント・モチベーション・生徒評価など指導スキル向上の2本柱で構成し、教育委員会、先生方から高い評価をいただきました。
3) 8月6日(月)、7日(火)
練馬区教育委員会主催 小学校英語活動ワークショップ
小学校教諭(70名)と小学校英語活動指導員(70名)向けの小学校英語活動ワークショップを実施しました。プログラムは、ネイティブ講師による発音トレーニングに始まり、日本人講師による小学校英語活動用のテキスト、Rainbow Kidsを使った模擬授業、ティームティーチングのあり方、子どもたちのために日本人の先生が主体的且つ魅力的に指導するためのテクニック、様々なアクティビティ、と盛りたくさんの内容でした。
4) 9月30日(日)
研修会『プロ英語教師育成カレッジ 横浜キャンパス2007』開催
今年のハイライトは、何と言ってもNPO活動の中で最も時間と労力をかけたのが、横浜キャンパスです。地元横浜での開催は今回が始めてで、キャンパスシリーズとしては今年で第4回です。八州学園大学で開催され、当日は雨天にも関わらず、公教育の小学校・中学校・高校・大学の先生方から、民間教育の学習塾・英会話教室の先生方、出版社からなどからの御参加を含め、150名を越える参加者にご来場いただき、大好評のうちに会を閉幕いたしました。
今回のキャンパスは過去最高のセミナー内容で、大杉先生(清泉女子大学)、小池先生(明海大学)をはじめとする大学教授によるセミナー、児童英語に携わる教師による力強いプレゼンテーション、現職の英語教師による明日から使えるアクティビティ紹介を行い、参加された先生方から好評価をいただきました。プレゼンテーション及び教材展示を行っていたスポンサー企業・団体様にこの場をお借りして再度御礼申し上げます。来年はさらにブラッシュアップしたセミナーを考えております。
今年のNPOは、「教えることは学ぶこと」ということを念頭に活動をして参りました。常に学び続けることの尊さを実感した1年でした。来年もNPOはさらにブラッシュアップした活動をして参ります。皆様、ご支援のほど何卒宜しくお願いします。
クリスマスアクティビティ紹介!
2007-12-10
もうすぐクリスマスですね。今回はクリスマスにできる英語のアクティビティを紹介します。
アクティビティ名:クリスマスは私に任せて
対象:小学生〜中学生
目標:クリスマスに関する単語の学習と今まで学習した文型の復習
用意するもの
・クリスマスに関係のあるピクチャーカード
・キャンディなどちょっとしたプレゼント
手順
1) クリスマスに関係のある語彙の導入(発音の際にピクチャーカードを使用)
Christmas tree / Santa Claus / reindeer / Merry Christmas /
snowman / candle / stocking / sleigh, /present /candy……….
2) 全員立つ
3) 教師が1)の中から一枚ピクチャーカードを生徒に見せる。
4) 一番早く手を挙げた生徒は5秒以内に文を作る。
<例>
教師:Christmas treeのピクチャーカードを見せる。
生徒:I’ll make a big Christmas tree.
5) 正しい英文を作った生徒に教師は“Merry Christmas!”と言って、
プレゼント(キャンディなど)をあげる。プレゼントをもらった生徒も引き続き
アクティビティに参加できるが、プレゼントは一人一つとする。
6) 生徒全員が座るまでゲームを続ける。
7) 教師は、生徒が使った文型を生徒が発表するたびにメモにとる。
<例>
“I like 〜.” “I want 〜.” “I want to 〜.” “I’ll〜.” “I +過去形 〜.” ・・・・
8) 生徒が使った文型とクリスマスの単語を使い、教室に続けて練習する。
<応用編>
ピクチャーカードを1枚でなく2枚にすると難易度はかなり高くなる。
今回ご紹介したアクティビティはクリスマス向けのものですが、クリスマスだけでなく、ほとんどのアクティビティは他の行事にも応用出来ますし、少しアレンジすれは別の効果を目的とした他のアクティビティにもなります。
先生方それぞれのアクティビティを期待しています!



