この夏に英語指導力・スキルアップを! Part1

 2008-07-23
3回シリーズで「この夏に英語指導力・スキルアップを」をお届けします。第1回は辞書を読むを皆様と一緒に考えてみたいと思います。

辞書は、「調べるもの」という概念が一般的かと思いますが、じっくり「読む」ことで新しい発見があります。例えば、“appreciate”という単語はよく会話でも聞くことばですが、大方、「〜に感謝する」という意味で使われています。 I appreciate what you’ve done for me. 

先日ある英語のブログに“I appreciate your situation.” という文に出会いました。「あなたの立場に感謝します」では全く解りません。前後のコンテキストから、「認識する、理解する」という意味だろうと予測し、辞書を引きました。ロングマン英和辞典を引いたところ、3番目に「〜を認識する、理解する」とありました。予測した意味があっていると嬉しいものですね。この時まで、私は、“appreciate”のこうした使い方を知りませんでした。2番目の意味に「〜の良さがわかる、〜を楽しむ、〜を鑑賞する」とあります。

例文に “I go there often to enjoy(×appreciate) the scenery. 注に「景色を楽しむの意味では、通例enjoyを使う」と語法解説があります。「なるほど!」と納得しました。最後に4番目の意味で、商品・通貨などの「価値が上がる」と意味が掲載されていました。「最近、金の価値が上がっています」であれば、Recently gold has appreciated in value. といったところでしょうか。appreciateという単語(動詞)について4つの意味、語法、例文全てに目を通すことで、この単語の使い方が明確になりました。

この夏に皆様も辞書を読んではいかがでしょう。数十年前と比べ、読んで楽しい辞書が多くなりました。目から鱗の発見が多々あると思います。


■粋な英語フレーズ

・なんとなくこの歌が好きだ。
I don’t know why, but I like this song.

世界の言語教育Part3

 2008-07-16
今回は、ヨーロッパの小国ですが、英語教育先進国のオランダを覗いてみたいと思います。

1993年にヨーロッパを旅行する機会がありました。イギリスからフェリーでドーバー海峡を渡りアムステルダムに降り立ちました。ヨーロッパの中でイギリスに次いで「英語が通じる国」という体験は、鮮明に覚えています。アンネ・フランクの家に行くまでに子どもからお年寄りまで4〜5人の人に英語で道を尋ねたのですが、皆素晴らしい英語で返答してくれたのです。ネイティブレベルといってもいいほど淀みないのです。これにはびっくりしました。

旧植民地でない国でこれほど英語が通じるのはなぜなのか、不思議に思ったものです。後日、オランダの英語教育について調べる機会がありました。オランダは、ヨーロッパの中でも小国で、国家政策として、子どもの頃から英語は重要な言語と位置づけました。1985年から小学校の5、6年生から英語が必修になりました。日本よりも25年も前に必修化になったわけです。この教育制度の変革は大きいと思います。また、テレビ放送で英語番組が普通に流れています。子どもたちは、小さいころからイギリスのBBC放送、アメリカのCNNなどの英語放送を自然に見て英語を習得していきます。オランダのテレビは吹き替えではなく、皆字幕になっています。

確かに、オランダ語と英語は「近い」という部分がありますが、小学校からの充実した英語教育、テレビという影響力が、オランダ人の英語力を飛躍的に高めたといえましょう。また、イギリスに近いといった地理的な背景もあり、英語に触れる自然な環境はかなり多いわけです。

オランダは、ある意味特殊な言語教育事情と言えるかもしれません。しかしながら、学ぶ点も多々ありますね。


■粋な英語フレーズ

・もうちょっとのところで思い出せない
 It’s on the tip of my tongue.
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