ALT問題を考える
2009-09-08
ここ数ヶ月自治体を回り、小学校の英語活動の実態調査を行っています。小学校英語活動の活動と大きなものにALTとのコミュニケーション、特に「打ち合わせ時間がない」というものがあります。ひどい場合には、職員室から教室に移動する数分が打ち合わせになるといいます。担任の先生とALTとのTeam Teachingで指導するのが小学校英語の基本的なスタンスです。しかし、これでは十分効果のある指導はできないのではないでしょうか。それに加えて、昨今マスコミでも取り上げられているALTの質の問題があります。ALTは大きくJETプログラムという国が関わるALTと民間派遣の二つに分かれます。今問題となっているのが民間派遣のALTです。ALTの採用については、各都道府県の自治体に決定権があります。多くの自治体では、「質」よりも「金額」によって、ALT派遣業者を決めています。一円でも安い金額を優先した採用になっています。こうしたことが昨今エスカレートしており、こうしたことが質の低下に繋がっています。平気で遅刻・欠席・早退・欠勤するといったALTもいるようです。年間契約にも関わらず、途中帰国するケースもあります。これは、一方的な見方になりますが、ALTからの立場も大切です。私の友人のALTに聞きましたところ、不況のあおりを受けて、支払い額の削減、また入札で一円でも安くということで、さらにカットといった実態があります。これでは、ALTのモチベーションも上がりません。悪循環です。ある一定の基準(質・金額)を崩さないことが重要でしょう。
ALTは、教育に携わる立場にあるわけで、スキル向上は絶対条件です。そもそも「英語が話せるからといって、英語が指導できる」わけではないのです。研修も十分に行われず、教壇に立っているALTがなんと多いでしょう。よりよい授業を目指すのあれば、それなりの予算とALTの質の確保は不可欠でしょう。
では、また次回。
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