教師は説明しすぎていないか、教えすぎていないか? Part1
2007-06-28
「魚を一匹やれば一日生きられる。魚の取り方を教えれば一生生きられる」という中国の諺があります。私は、教育現場でことあるごとにこの諺を取り上げ生徒に考えさせます。「魚を一匹やれば一日生きられる。」というのは、【知識 knowledge 】です。「食べれば死なない」ということは知識として当然持っていることです。一方、「魚の取り方を教えれば一生生きられる」というのは、【知恵 wisdom 】です。魚の釣り方というのは、一朝一夕に身につくわけではありません。さまざまな失敗体験を通じて体得するものです。
今の子どもは「知識」は豊富ですが、自分自らが考え、課題・問題を解決していくことが苦手と言われます。その要因は、授業の形式にあります。教師が一方的に話す対面授業では、生徒はひたすら教師の言うことを聞くか、ノートに取ることに集中します。生徒に疑問を投げかけ、考えさせる授業ならよいですが、一方的に教師が語る授業はいただけません。生徒が知恵を身に付ける授業を心がけたいものです。

