韓国教育事情 Part2
2007-11-05
韓国教育事情Part2では、韓国の語学学校についてレポートします。生徒55万人!
韓国の最大手の語学学校
―PAGODA語学院(http://www.pagoda21.com/)
PAGODA語学院は、1969年に設立され、民間の語学学校としてはかなり歴史が長く、生徒数は55万名、教師数1200名、校舎数24箇所、と国内最大手です。
韓国の教育熱が最も高いと言われる新興都市の江南(カンナム)地区(日本だと銀座の一等地のような場所)に20階建ての本社ビルがあり、そのことからも、PAGODA語学院がどのくらいの規模かが容易に想像出来ます。

学院の核となっているのは、成人用の語学院、小学校から高校のジュニア学院、語学関連の出版部門、雑誌(Guideposts 韓国語と英語で書かれている )の4部門、その他、オンライン教育、ダイレクト英語(1対1の個別指導)、言語教育研究所3部門があり、理論と実践の両方を重視した、まさに総合語学ランドといった様相を呈しています。特に英語コースは定評があり、TOEIC、TOEFL、IELTS、GREなどのテスト対策コース、英会話、英文法、英作文などのコースが充実しています。その他、日本語、中国語などが人気があり、ロシア語、スペイン語などの外国語も学ぶことができます。
授業は基本的に月曜日〜金曜日まで週5回、オプションコースを受講すると週7日も可能とのことです。驚いたことに、早朝6:50(会社に行く前)からビジネスマン向けの授業もあります。語学学習は1日8時間で週1回の学習よりも、毎日1時間を週7日学習する方が効果的と言われますが、日本の語学学校では想像出来ない授業時間数です。語学をモノにするにはこのくらい学習しなければ、という熱情が感じられます。
私共が9時過ぎに学院に着くと、その時間には既に多くの学生・浪人生が熱心に学んでいました。生徒数が多いことから、1クラス50人〜100人を想定していましたが、集団の最大人数は10〜15名程度、また、1対1の個別指導も人気があり、個室(窓付き)で熱心に学ぶ生徒の表情が印象的でした。日本語クラスのフロアは、受付から教室にいたるまで、日本文化をモチーフにした飾りつけで学習環境を整えています。一つ一つの教室空間は明るく、きれいで、壁全面ホワイトボードで、プロジェクターなどの設備も完備されていました。その他にもイベントホールが2〜3あり、訪問した日はハロウイーンのパーティーがあるということで広いホールがきれいに飾られていました。特に素晴らしかったのが、30畳ほどの最新の設備を有する本格的なスタジオで、そこではeラーニング用の授業撮影が行われていました。
韓国教育事情Part1でも触れましたが、これほどまでに語学学習が盛んなのは、語学ができなければ、いい会社に就職できない、また語学ができれば高収入につながるという図式があります。韓国の語学熱は社会情勢の急激な変容がない限り当分は続くでしょう。
訪問当日は、普段多忙でほとんどお目にかかれないという高会長が、PAGODA語学院本社ビル内を丁寧に案内してくださいました。高会長は現在64歳、しかし実際、20歳は若く見えます。実は、高会長は身体があまり強くなく、それでもヒマラヤ登山をし、見事登頂に成功されたというご経験をお持ちで、そのご自分のヒマラヤ登山のご経験を学院経営の理念にし、「成せば成る!」をモットーにしています。帰国前には、高会長より「私のような者でも頑張れば、ヒマラヤに上ることができたのだから、これから韓国社会を担っていく若者なら何でもできるはず、大いに期待している。」というメッセージをいただきました。
超一流の語学学校から学ぶことは非常に多く、今回の見学は私にとって良い勉強になりました。
次回は訪問した学習塾についてレポートします。ぜひお楽しみに!
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