英語指導者として常にモチベーションを高めるには
2008-04-21
英語指導者として常にモチベーションを高めるには新学期を迎え、先生方もお忙しいと思います。今年度は、昨年でききなかった○○の部分を改善する、英語嫌いの生徒をやる気にさせるための用意周到な戦略・戦術を考える、と先生方のモチベーションは相当高いはずです。
最近、英語教育関連の雑誌でオートノミーという言葉をよく目にします。辞書を引くと、Autonomy:自立性、自律性とあります。「自律的学習」という言葉がありますが、「学習者が自分の学習をコントロールする」といった意味合いがあると思いますが、これでは抽象的で分かりにくいと思います。
そこで、自分をコントロール、の「コントロール」に着目すると、「目標を立てられる」「計画性がある」「モチベーションが維持できる」「学習計画に沿った学習ができる」、といった要素を含んでいると考えられます。
英語学習において、自律的学習が行える学習者は当然のごとく学習効果が高いです。教師の役割は、いかに学習者の自律性を促すアドバイスができるか、という部分にあります。「自分で勉強しなさい」「そんなことは辞書で調べなさい」というアドバイスをよく耳にしますが、これでは、学習者の自律性は高まりません。「どうやって」の部分のモデル(ヒント)を教師は学習者に提示してあげる
ことは必要でしょう。
「辞書」を例に挙げれば、辞書の引き方を実物を使って簡単に示してあげることが必要でしょう。意味・用法・例文・関連表現・類義語(同意語)・反対語・イディオムなど辞書に示されているものをどうやって読み取ると効果的か、を示してあげるのです。手取り足取り辞書の引き方を示す必要はなく、とっかかり(ヒント)の部分に触れる程度で十分かと思います。幸運なことに、私の恩師にはそうやってヒントを与えていただきました。
さて、学習者に自律的学習を促すためには、まず教師が自律し授業を実施していくことが不可欠です。日頃から英語力を高める学習をし、学習者に合った教材や指導法の研鑽、新情報の収集に努めることが肝要です。英語学習の形態が数十年前とは大きく変化しています。 YouTubeでリスニング練習、海外の新聞がテキスト、携帯で英単語学習、DSで英語学習と様々です。指導する教師もアンテナを張り巡らし、インターネットやさまざまな英語教育教材情報を掴むと同時に、自らのモチベーションの維持のためにオンライン研修や対面研修などの積極的な参加、同僚の教師とのコミュニケーション、学習者とのコミュニケーションをしっかりと取ることも重要でしょう。教師が自律すれば学習者も自律する、また学習者が自律すれば教師も自律する、といった相互依存の良い関係性が築けるはずです。
■今回の粋な英語フレーズ
「一か八かやってみよう」
I’ll take my chances.
では次回もお楽しみに!

